AIを活用したワークショップを開催しました!――AIによる翻訳現場の変化、今後どうなるのか
- 4月14日
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4月11日、実務翻訳者として第一線で活躍されるとともに、日本翻訳連盟(JTF)副会長もお務めの高橋 聡 氏をお招きし、「AIを活用したワークショップ」と題したセミナーを開催いたしました。
タイトルには「ワークショップ」とありましたが、内容は、急速に進化するAI技術が翻訳業界に与える影響と、これからの翻訳者の在り方をテーマにした、濃密な講演となりました。
高橋先生は、訳書『ChatGPTの頭の中』や著書『翻訳者のための超時短パソコンスキル大全』など、AIと翻訳、そして翻訳者のITスキルに関して豊富な著作・知見をお持ちです。講演では、2023年以降のAIの劇的な進化が翻訳の現場にどのような変化をもたらしているか、具体的な事例を交えながら丁寧にお話しいただきました。
なかでも、翻訳単価の下落や案件数の減少、そして将来的に人間の担う領域がさらに縮小する可能性――翻訳業界が直面する「厳しい現実」について、包み隠さずお伝えいただいた部分は、参加者の心に強く響いたのではないでしょうか。翻訳者を目指す方にとっては、衝撃的な内容であったかもしれません。しかしそれは、言葉を扱うすべての人が「今、直視しなければならない現実」です。今回は、その現実から目を背けず、いかに備え、自らの価値を高めていくかを考える貴重な機会となりました。
AIが人間の仕事に大きく影響を及ぼす今日、悲観するのではなく、AIを使いこなす新たなスキルを積極的に身につけること、そして同時に、AIには代替しえない、人間ならではの知的営みとしての「翻訳の価値」や「言葉の重み」を追求し続けることが、これからの翻訳者に求められるのではないでしょうか。
「自分の脳と感性で考えることをやめない」「勉強し続けることが力になる」――高橋先生から贈られたこの言葉は、厳しい時代を前にした参加者一人ひとりにとって、力強い道標となったことと思います。
AI時代における翻訳者の在り方を深く見つめ直す、大変意義深い時間となりました。



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